20代女性 自閉症スペクトラム障害で障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 兵庫県川西市

相談者の状況

幼少期の頃から自分の希望をうまく伝えられない子どもでした。幼稚園では自分の思い通りにならないと強く反応し、一人遊びを好む傾向がありました。

小学校に進むと、周囲と馴染めず、忘れ物が多く、学用品の管理が苦手でした。また、他人の感情を考慮せず、自分の思ったことをそのまま口にしてしまうため、同級生から嫌われていました。

中学校でも友だちを作るのが難しく、正直すぎる行動によって人間関係をさらに悪化させていました。高校でも「不思議な子」「変わった子」と見られ、場の空気を読めないために同級生から浮いた存在でした。

大学では心理学を専攻し、発達障害について学んでいたところ、自分も発達障害ではないかと疑うようになりました。

大学卒業後に福祉施設で働きましたが、仕事の優先順位が分からず、細部にこだわるあまり、効率よく働けませんでした。また、上司とのコミュニケーションでも問題があり、精神的に追い詰められ、精神科を受診することになりました。福祉施設を退職後に事務職として働きましたが、ここでも仕事が非常に遅く、優先順位をつけることができず、次第に仕事に行くことや職場にいること自体がしんどくなりました。

どこの職場でもうまく仕事ができず、コミュニケーションに問題があったため、大学時代に発達障害の疑いと感じたことが確信へと変わりました。

結果

年金種類と等級;障害基礎年金2級

年金額:年額780,000円

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> 広範性発達障害(ADHD・ASD)で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

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