令和4年度(2022年度)障害年金の年金額 | かなみ事務所 - 障害年金専門の社労士が解説(川西,池田,伊丹,宝塚,豊中)

障害年金の年金額を計算するには、複数の情報が必要になり、正確な金額を算出するのは困難です。ここでは、障害基礎年金の年金額と一定の条件を設定した障害厚生年金の年金額を解説いたします。

障害年金額の基礎知識

障害年金には「障害厚生年金」と「障害基礎年金」の2つ制度があり、どちらの制度が適用されるかは「初診日時点でどちらの年金に加入しているか」で決まります。

初診日に20歳未満の方や60歳以上65歳未満の方、国民年金の被保険者の方は、「障害基礎年金」が適用され、初診日に厚生年金の被保険者の場合は「障害厚生年金」が適用されます。

    令和4年度(2022年度) 障害基礎年金の年金額 計算例

    障害基礎年金には1級と2級があり、年金額は次のようになります。

    • 障害基礎年金1級 972,250円 + 子の加算
    • 障害基礎年金2級 777,800円 + 子の加算

    子の加算について

    「18歳到達年度の末日(3月31日)までにある子」「20歳未満で障害等級1級または2級の障害の状態にある子」がいる場合に、次の額が加算されます。

    障害基礎年金の子の加算の金額
    第1子・第2子 各 223,800円
    第3子以降 各 74,600円

    障害年金の金額(令和4年の障害基礎年金の場合)

    子の加算が3人までの例を表にまとめました。

    障害基礎年金 1級

    本人のみ 972,250円(月額:81,020円)
    本人と子が1人 1,196,050円(月額:99,670円)
    本人と子が2人 1,419,850円(月額:118,320円)
    本人と子が3人 1,494,450円(月額:124,537円)

    障害基礎年金 2級

    本人のみ 777,800円(月額:64,816円)
    本人と子が1人 1,001,600円(月額:83,466円)
    本人と子が2人 1,225,400円(月額:102,116円)
    本人と子が3人 1,300,000円(月額:108,333円)

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    令和4年度(2022年度) 障害厚生年金の年金額 計算例

    障害厚生年金が支給されるのは、次の条件を満たす場合です。

    • 厚生年金保険に加入中に、初診日のある病気や怪我によって障害の状態になったこと
    • 障害認定日(原則として初診日から1年6ヶ月経過した日)に、1~3級の障害状態になったこと
    • 初診日において一定の保険料納付要件を満たしていること

    1級と2級は障害基礎年金と障害厚生年金の2階建ての年金が支給され、3級は障害厚生年金のみ(障害基礎年金はなし)の支給となります。計算式は以下のようになります。

    1級 報酬比例の年金額 × 1.25 + 障害基礎年金1級 +(子の加算額)+(配偶者の加算額)
    2級 報酬比例の年金額 + 障害基礎年金2級 +(子の加算額)+( 配偶者の加算額)
    3級 報酬比例の年金額 ※最低保障額 583,400円

    報酬比例の年金額

    障害厚生年金の年金額は、働いていた際の給与の額によって計算されるため変動します(=報酬比例)*障害基礎年金のような固定額ではありません。

    障害厚生年金の年金額の計算式はかなり複雑です。ここでは説明のために具体例として、ある一定の条件を設定し、障害厚生年金の年金額を計算してみます。実際には報酬額や加入年数によって変動しますので、あくまで目安としてご覧ください。

    平成15年3月以前の期間のみの厚生年金保険、加入期間が25年の場合で障害厚生年金額を計算してみます。

    給料の額 障害厚生年金1級 障害厚生年金2級 障害厚生年金3級
    20万円 約56万円 約45万円 583,400円 ※
    30万円 約84万円 約67万円 約67万円
    40万円 約112万円 約90万円 約90万円

    障害厚生年金の1級・2級は、障害基礎年金 + 一定の子や配偶者がいる場合の加算額が付きます。実際に支給される金額は、「平均給料額が30万円」「平成15年までの加入期間が25年のみ」「配偶者と2人の子供がいる」場合では次のようになります。

    障害厚生年金1級
    障害基礎年金1級 972,250円
    障害厚生年金1級 840,000円
    配偶者の加算 223,800円
    子の加算 447,600円

    (223,800円 × 2人)

    合計 2,483,650円

    (月額:約20.7万円)

    障害厚生年金2級
    障害基礎年金2級 777,800円
    障害厚生年金2級 670,000円
    配偶者の加算 223,800円
    子の加算 447,600円

    (223,800円 x 2人)

    合計 2,119,200円

    (月額:約17.6万円)

    障害厚生年金3級
    障害基礎年金
    障害厚生年金3級 670,000円
    配偶者の加算
    子の加算
    合計 670,000円

    (月額:約5.5万円)

    2級と3級の金額差が大きいのは、3級には障害基礎年金がなく、また配偶者と子の加算額がないからです。しかし、3級自体が存在しない障害基礎年金に比べると恵まれていると言えるでしょう。

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    投稿者プロフィール

    松田康
    松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
    かなみ社会保険労務士事務所
    社会保険労務士 27090237号
    年金アドバイザー
    NPO法人 障害年金支援ネットワーク理事

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