うつ病で30年間通院!医師から障害年金の申請(請求)をすすめられる | かなみ社会保険労務士事務所

| 兵庫県川西市

相談者の状況

高校生の頃、アルバイトを始めたものの、人間関係の悩みが原因で精神的に辛い日々を過ごしていました。大学に入学後も、同級生と打ち解けることができず、孤独を感じていました。大学3年生になると、気分の落ち込みが強まり、授業に出席することも難しくなりました。大学3年生で留年が決まり、気分はますます沈んでいきます。
精神的な不調を感じて心療内科を受診し、そこでうつ病と診断されました。以後、定期的に通院し、薬物療法と精神療法を受け続けました。大学はなんとか卒業できましたが、就職活動を行う気力はなく、就労も困難な状態が続いていました。

うつ病の影響で、感情のコントロールができなくなり、突発的に物を投げつけたり、大声を出したりする行動も見られるようになり、さらに、気分が極度に落ち込むと、部屋に引きこもり、食事さえも取らない状態が続くこともありました。体重が激減するほど食欲がなくなり、髪の毛が伸び放題になり、入浴も数日間できなくなっていました。

精神障害者向けの施設に通うことができた時期もありましたが、ほとんどの期間は抑うつ感や無気力状態、不眠、疲労感が続いていました。

40代後半になった頃、長年支えてくれた父親が亡くなりました。これにより、慢性的な抑うつ感や無気力感が一層強まり、意欲低下や絶望感、さらには希死念慮が深刻化していました。

発病から30年近く経った現在も、抑うつ感や無気力感、意欲低下、絶望感が続いており、日常生活のあらゆる場面で他者の援助が必要な状況が続いていました。

結果¥

年金種類と等級;障害基礎年金2級

年金額:年額780,000円 遡及金額4,160,000円(5年遡及)

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> うつ病で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

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