50代男性 統合失調感情障害で障害厚生年金を1年6ヶ月遡及 | かなみ社会保険労務士事務所

| 兵庫県川西市

相談者の状況

転職先の職場は女性ばかりで、自分の立ち位置や接し方に戸惑いを感じていました。入社当初は相談できる相手もおらず、職場内で孤立しているように感じていました。次第に食欲が減退し、帰宅後は何かをするという気力がなくなっていきました。眠れず、日中は倦怠感や疲労感、鬱うつ気分に苦しむようになりました。

心療内科を受診したところ、医師から休職を指示され、その後、退職することになりました。

退職後も体調や精神面の不調は続き、日常生活全般において家族の援助が必要な状況に陥りました。家族に促され、ハローワークで基本手当を申請しましたが、体調不良により求職活動もできずにいました。その後、知人の紹介で就職することができましたが、働き始めると極度の倦怠感や不眠、食欲不振が現れ、仕事を続けることが困難になりました。1日中カーテンを切った部屋で横たわる日々が続き、日常生活のほとんどを家族に頼る状態になっていました。

受任から申請(請求)までに行ったこと

初診から障害年金の申請(請求)時まで同じ心療内科に通院されていたため、遡及請求を行うことができました。病歴・就労状況等申立書を作成した後に診断書を依頼しました。日常生活能力の判定平均は「3.8」日常生活能力の程度は(4)「精神障害ガイドライン」に当てはめると、障害の程度は「1級または2級」となっていました。

結果

年金種類と等級;障害厚生年金2級

年金額:年額1,210,000円 遡及金額1,810,000円(1年6ヶ月遡及)

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> 統合失調症で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

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