障害認定日から5か月目の診断書で遡及請求 自閉症スペクトラム障害・反復性うつ病性障害で障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 兵庫県宝塚市

相談者の状況

幼稚園では集団生活に馴染めなくて毎日泣いていました。「明日は世界がなくなっていますように」と、毎日お祈りをしていたそうです。両親から「友だちを作りなさい」と言われますが、「友だち」という意味が分からずに悩んでいました。

学校生活というものに馴染めず、学校に行くのが苦痛でした。中学校に入学してすぐに不登校になりましたが、厳しい両親だったので無理やり学校に行かされました。

高校では人と話すことさえ面倒になり、授業であてられた時以外は、ひと言も言葉を発せず、同級生から挨拶されても無言のまま過ごしていました。

大学卒業時、社会へ出る不安感などから頭痛や胃痛、不眠などの症状が出るようになり、次第に食欲が減退していき、体重が激減します。心身ともに危険な状態となり病院を受診し、精神療法と薬物療法が開始されました。病状の経過中に発達検査を受けたところ、自閉症スペクトラム障害であると診断されています。

受任から申請(請求)までに行ったこと

初診日から15年以上経過していましたが、受診状況等証明書を取得することができました。初診日を特定できたことから障害認定日請求(遡及請求)を目指すことになりましたが、障害認定日時期に病院を転院していたために、障害認定日後3か月以内の診断書を取得することができませんでした。

転院先の病院に確認すると、障害認定日から5か月目に受診していたことが分かり、その日を現症日とする診断書の記載を依頼しました。
障害年金の申請(請求)では、障害認定日前後の詳細な病状を病歴・就労状況等申立書に記載しました。

結果

年金種類と等級;障害基礎年金2級

年金額:年額780,000円 遡及金額3,900,000円(5年遡及)

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> 障害年金の請求(申請)方法と適用される時期

>>> うつ病で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

>>> 広範性発達障害(ADHD・ASD)で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

お客様の声

当事務所にご依頼いただくまでにどのような ことで悩んでおられましたか?

  • 障害年金の請求方法
  • 初診日証明の取得
  • 病歴・就労状況等申立書の記入

なぜ当事務所にご相談をいただけたのでしょうか?

  • 自宅近くの事務所だから
  • 障害年金の経験が豊富だから

実際にご依頼されていかがでしたか?

大変親身になって頂き、ありがとうございました。

障害者手帳が3級でしたのに年金2級に

過去逆り金も受給することが出来

とても助かりました。

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