初診時期を「年」で特定 40代女性 統合失調症で障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 兵庫県川西市L様

相談者の状況

手足に痺れがあったため脳血管疾患を疑い、脳神経外科を受診されました。頭部や頚部のMRI検査を受けましたが異常はありません。不眠症状や抑うつ気分の訴えもあったことから、うつ病による自己診断検査を受けるように言われます。SRQ-D検査やSDS検査により中等度のうつ病であると言われました。

治療の経過中、盗聴や盗撮をされているように感じました。「家族の情報が知れ渡っている」と感じるようになり、国家に情報を流しているのは夫に違いないと思い込む、一方的に離婚することを言い渡します。その後も幻覚や幻聴などが続き、精神科病院への入院を繰り返していました。(6年間で6度の入院歴があります)

 

受任から申請(請求)までに行ったこと

障害年金の申請(請求)時は症状は落ち着いていたものの、生活上の些細なストレスで症状が悪化する可能性がありました。

脳血管疾患を疑って受診したのは15年前のことであり、初診の医療機関の診療録はは廃棄されていました。このため、6年前に救急搬送された精神科病院で「受診状況等証明書」を取得することになりました。

救急搬送時の診療録には、「平成15年 全身の痺れ、抑うつを自覚 近医を受診」と、家族が医師に伝えた内容が記載されていました。これにより、平成15年の最終日である平成15年12月31日を初診日として申し立てました。

結果

年金種類と等級;障害基礎年金2級

年金額:年額780,000円

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> 統合失調症で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

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