過重労働とパワハラでうつ病を発症 40代男性 障害厚生年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 滋賀県大津市

相談者の状況

公務員として官庁に勤務されている方でした。1日平均15時間の過重労働。職場内でもパワーハラスメントがありました。過重労働とパワーハラスメントに耐えながら仕事を続けていましたが、抑うつ気分、意欲低下、耳鳴り、頭痛、集中力や記憶力の低下し、言葉が出ないようになっていました。

希死念慮も強くなり、精神科病院に入院することになりました。入院中も抑うつ気分や意欲の低下は続いており、言葉に出なかったり、他人との会話も「言葉」としては伝わらず、「音」が聞こえているような感覚でした。入院患者の大きな声が聞こえると、職場での出来事がフラッシュバックとなってパニック状態に陥っていました。

受任から申請(請求)までに行ったこと

障害年金の申請(請求)時も復職できず、休職して2年目になっていました。

診断書の日常生活能力の判定平均は「2.6」日常生活能力の程度は「3」となっており、等級の目安は「2級または3級」でした。

病歴・就労状況等申立書には、うつ病は過重労働とパワーハラスメントが原因で発病したこと、抑うつ気分以外にも記憶障害などの様々な症状が続いていることなどを記載しました。

結果

年金種類と等級;障害厚生年金2級

年金額:年額1,300,000円

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> うつ病で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

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