WAIS-Ⅲ IQが70 軽度精神遅滞で障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 大阪府豊中市A様

相談者の状況

小児期より学習能力が低く、人間関係の構築も困難でした。

小中学校は普通学級で過ごしていましたが、成績は常に下位の方で、特に算数(分数や二桁の引き算)が苦手だったそうです。

高校を卒業後は工場に就職しました。簡単な機械操作以外はできず、細かな作業になると理解できずに常に上司から叱責され、最後には呆られていたようです。
幼少期から数字が苦手で計算ができず、仕事も日常生活もうまくできないのは何か障害があるのではと思って病院を受診されます。発達検査を行ったところ発達障害であり、軽度精神遅滞だと分かりました。

受任から申請(請求)までに行ったこと

WAIS-Ⅲ検査の全IQが70で知的障害の境界域の方だったため、当初は広汎性発達障害で障害年金の申請(請求)を考えていました。しかし、医師から、「発達障害よりも精神遅滞の方で日常生活に支障が出ているため、精神遅滞で診断書を記入する」という説明がありました。

知的障害の場合、障害年金の申請(請求)では受診状況等証明書は必要ありません。病歴・就労状況等申立書を作成した後に診断書を依頼しました。

日常生活能力の判定平均「2.8」日常生活能力の程度(4)となっており、等級の目安は「2級」となっていました。

結果

年金種類と等級;障害基礎年金2級

年金額:年額780,000円

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> 知的障害(精神遅滞)で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

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