医師の無理解によって障害年金が支給停止 支給停止事由消滅届で障害基礎年金1級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 大阪府大阪市A様

相談者の状況

1級の障害基礎年金が支給されていましたが、障害状態確認届(更新)で支給停止になりました。

病状が良くなっているのなら支給停止になるのは当然ですが、統合失調症の陰性症状に変化はなく、日常生活の状況も非常に悪い状況でした。

受任から申請(請求)までに行ったこと

今回が3回目の更新で、昨年主治医が変更されていることが分かりました。

障害状態確認届の診断書を確認すると、3級にも該当しないことが明らかな内容でした。

医師に状況を確認したところ、「年金を受給していることが役所に分かるのが嫌だ」「役所が年金のことを分からないようにしたい」と、申請(請求)人から言われたからだという説明がありました。

申請(請求)人が伝えた内容をそのまま信じて診断書を記入していたことに呆れましたが、元に戻すことはできません。

新たに診断書を依頼し、支給停止を解除する届出を提出しました。

病気を理解されていない医師がいるのに驚いた案件でした。

結果

年金種類と等級;障害基礎年金1級

年金額:年額975,000円

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> 統合失調症で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

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