50代女性 一般雇用でフルタイム就労 うつ病で障害厚生年金3級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 兵庫県伊丹市

相談者の状況

慢性的な頭痛に悩まされ、市販の鎮痛剤に頼っていましたが、症状は改善せず、徐々に不眠にも悩まされるようになりました。日中の倦怠感、集中力の低下、そして夜は眠れずにイライラが募り、夫や職場の同僚に対する攻撃的な態度になりました。症状はさらに悪化し、抑うつ感、集中困難、思考の停止など、精神的な不調も現れ始め、家族からの勧めで心療内科を受診することになりました。

医師からうつ病と診断され、精神療法と薬物療法の治療を開始しましたが、睡眠剤や精神安定剤はほとんど効果がなく、朝方まで眠ることができずにいました。

仕事への影響も甚大で、仕事中に眠ってしまったり、遅刻が常習化しました。倦怠感や頭重感が続きますが、生活のためには仕事を続けざるを得ませんでした。家に帰っても、家事をする気力はおろか、体を動かすことすら困難で、食事も栄養バランスを考える余裕はありませんでした。

受任から申請(請求)までに行ったこと

障害年金の申請(請求)時は、一般雇用でフルタイム就労をしていましたが、倦怠感や疲労感、眠気、健忘、集中困難、思考停止などの症状があり、仕事ができる状態ではありませんでした。夫も精神疾患のために働けない状態であり、家計を支えるために申請(請求)人が家計を支えている立場で、気力だけで仕事に行っている状態でした。

発病から10年近く通院してきた心療内科の医師からは「障害年金なんてもらわずに働きなさい」と言われ、その言葉に絶望感を抱き、症状はさらに悪化していました。別の心療内科に通院していた夫が、医師に相談したところ、転院を勧められ、障害年金の診断書を記入してもらうことになりました。

初診日は厚生年金の被保険者だったため、障害厚生年金3級での認定を目指しました。発病以降に会社で行われたストレスチェックの結果表や有給休暇の使用状況、遅刻や早退の履歴が記録された出勤簿などを添付書類として提出しました。

結果

年金種類と等級;障害厚生年金3級

年金額:年額580,000円

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> うつ病で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

このページTOPへ