統合失調症の初診日は起立性調節障害 障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 兵庫県神戸市B様

相談者の状況

小学校低学年の頃から成績がよく、周囲からの信頼が厚い子どもでした。小学5年生の時にクラス委員長になったことが負担になっていました。朝起きることができなくなり、不登校になっていきます。体を起こそうとしても動くことができなかったようです。

両親はめまい症状(ふらつき)が主訴と思われたようで、耳鼻科に連れて行きます。医師から右心因性難聴と不登校を主訴に小児科を紹介され、小児科で起立性調節障害と心因性のうつ症状と診断されました。

中学に入ると成績が低下していき、中学3年生の頃には無気力・無感情になり、不登校になっていました。

その後、高校に進学しますが、すぐに不登校になって引きこもるようになります。学校に行けないことで他人が悪口を言っているように感じ、次第に他人の視線が恐怖に感じ、気分変動、焦燥感、希死念慮、衝動行為が出現し、自殺企図を繰り返すようになっていました。

受任から申請(請求)までに行ったこと

初診である耳鼻科の医師から「受診状況等証明書の記載はできない」と断られたため、小児科で受診状況等証明書を取得しました。受診状況等証明書の傷病名は「起立性調節障害」となっていました。請求傷病は「統合失調症」であるため、病歴・就労状況等申立書に発病からの経緯を詳細に記載しました。

障害認定日と申請(請求)日は同じ病院に通院されており、医師の協力もあったため、遡及請求を行うことができました。

結果

年金種類と等級;障害基礎年金2級

年金額:年額780,000円 遡及金額3,120,000円(4年遡及)

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> 統合失調症で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

 

遡及請求を試みていたため認定日時点の病状について詳細に記載した(障害基礎年金2級+4年遡及)

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

お客様の声


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自宅から遠方であったので訪問いただけるか心配でしたが助かりました。他の社労士も検討していたのですが、まず本人がどう思うかの方が心配でしたので本人に決めてもらい、貴所であれば抵抗感なくOKとの事でした(面談の結果)自分でやろうと調べましたが、とてもとても仕事をやりながらの作業は無理で、プロにまかせた方が良いとの知人のアドバイスもありお願いしました。

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