20代男性 反復性うつ病性障害で障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 大阪府箕面市A様

相談者の状況

大学受験時に焦燥感や不安感が強まり、情緒不安定になって志望大学に合格することができませんでした。「受験に失敗すれば人生終わり」という極端な考えがあり、自分を責めて精神状態は悪化し、自宅に引きこもるようになりました。

1年後に大学に合格しましたが、希望する大学ではなかったためにわずか2か月で退学。翌年に志望大学に合格しましたが、精神状態は不安定なままで、前期に取得できた単位はなく、3年目でも10単位しか取れない状態でした。希望した大学なら通学できるのではという期待感もなくなり、抑うつ症状がひどく悪化していきました。

精神のバランスを崩し、感情をコントロールできずに暴力に訴えるようになったため、精神科病院に入退院を繰り返すようになっていました。

治療の経過中に広汎性発達障害(アスペルガー症候群)と診断され、広汎性発達障害の二次障害としてうつ症状となっていると言われています。

受任から申請(請求)までに行ったこと

医師に診断書を依頼する際は、受診状況等証明書と病歴・就労状況等申立書を渡しています。

発病と初診日は高校3年生の頃なので病歴は長かったのですが、障害認定日(20歳)の頃は自宅に引きこもっており、病院を受診されておらず、遡及請求を行うことができませんでした。

発達障害とうつ病を併発している場合は、発達障害が起因してうつ病が発症したものとされるため、出生から現在に至るまでの病歴をまとめました。

結果

年金種類と等級;障害基礎年金2級

年金額:年額780,000円

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> 障害年金の請求(申請)方法と適用される時期

>>> うつ病で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

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