会社と関わりたくないので労災請求を断念 うつ病で障害厚生年金3級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 兵庫県川西市

相談者の状況

弊所の初回無料相談を利用されました。

休日は1か月に2日ぐらいしかなく、休日出勤をしても手当はつかないなど、劣悪な職場環境で働いていました。職場は自宅から遠く、早朝に出勤して深夜に帰宅する毎日でした。上司から「超過勤務手当や休日手当は支払えない。タイムカードは時間通りに打刻するように」と指示をされています。ある時、「これ以上は体力がもたない、死んでしまうのでは」と思って会社を退職し、別の会社に就職しましたが、そこでも勤務体制が非常にきつかったようです。

急激に体調が悪くなり、めまいどころではなく、偏頭痛が24時間続くようになりました。会話中に話の内容を忘れている。電話を切ったすぐ後に、誰と話をしていたのか、どのような話をしたのか分からないようになっていました。

受任から申請(請求)までに行ったこと

相談時はすでに会社を退職されていました。労災請求を勧めましたが、これ以上会社と関わりを持ちたくないとのことで、障害年金を申請(請求)することにしました。

面談時の表情や日常生活状況などから、体調は悪いことは明らかで、障害等級は2級程度だと思いました。診断書を依頼する際には、日常生活の状況をまとめた書類を添付しましたが、診断書を取得したところ、3級程度の障害の目安となっていました。再度医師に日常の生活状況を伝えてみたものの診断書の修正はされず、このまま障害年金を申請(請求)することにし、1年後に額改定請求を行うことにしました。

結果

年金種類と等級;障害厚生年金3級

年金額:年額580,000円

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> うつ病で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

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