50代女性 広汎性発達障害で障害厚生年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 兵庫県三田市

相談者の状況

幼少期、人見知りをせず、知らない子どもの家にも遊びに行くことがあり、母親が探しまわることがありました。

小学生時代は忘れ物が多く、通知簿には「話を聞いているようで聞いていない」「決めたことができない」「指示をしてもできない」などと指摘されています。

高校を卒業後、家具の製造・卸販売で働くも、深夜までの終業で体調を崩し、1年で退職。半導体設計会社に再就職しましたが、上司との人間関係が難しく、2ヶ月で自主退職。その後、生命保険会社の営業職や建設会社などに就職しましたが、どこも短期間で退職していました。

無職の期間が長く続きましたが、50歳になってから小規模の事業所に就職しました。仕事に対しての同僚から厳しい指摘があり、常に監視される状態だったため、働くのが辛くなりました。

精神的に限界を感じ、心療内科を受診したところ、うつ病と診断されました。これまでの職業生活の中で、対人関係の難しさから転職を繰り返していたことから、発達障害を疑って検査を受けたところ、ADHDとASDと診断されました。

仕事は有給休暇を使っていましたが、うつ病の症状が悪化し、休職を余儀なくされ、最終的には退職されています。

受任から申請(請求)までに行ったこと

心療内科を受診した時が厚生年金に加入していたため障害厚生年金として申請(請求)することができました。受診状況等証明書を取得。病歴・就労状況等申立書を作成後に診断書を依頼しました。

日常生活能力の判定平均「3.0」日常生活能力の程度(3)となっており、等級の目安は「2級」となっていました。

結果

年金種類と等級;障害厚生年金2級

年金額:年額1,020,000円

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> 広範性発達障害(ADHD・ASD)で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

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