20代男性 アスペルガー症候群で障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所
| 兵庫県伊丹市
相談者の状況
おとなしい性格で、感情や意見を言葉でうまく表現できない子どもでした。幼少期から場の空気を読まずに言動して相手を不愉快にさせることが多くありました。特に、自分の思いを率直に述べ過ぎて相手を引かせることが多かったようです。学齢期では、友だちとの関係性が難しく、他の人との違いを感じて自信が持てなくなっていました。中学3年生の頃から、他者との違いを意識するようになったようです。
高校に進学しますが、学校や部活動の理不尽な規則に対して、同級生のように「仕方なく合わせよう」という考えができずにいました。「自分は他者と違っているという人間不信」「理不尽な規則」など、多くのことが重なり、学校に行くのが憂うつになり、高校1年生の2学期から学校に行くことができなくなりました。
母親が知人に「学校生活における人間関係の困難さ」「思い込みが強く、他人の意見を受け入れることができない」など相談したところ、発達検査を受けることを勧められ、アスペルガー症候群と診断されました。
受任から申請(請求)までに行ったこと
受診状況等証明書を取得し、病歴・就労状況等申立書を作成後に診断書を依頼しました。
20歳時と請求時は同一の医療機関を受診していたため、遡及請求を行いました。
障害認定日。請求時ともに日常生活能力の判定平均「3.0」日常生活能力の程度(4)となっており、等級の目安は「2級」となっていました。
結果
年金種類と等級;障害基礎年金2級
年金額:年額780,000円 遡及金額4,300,000円(5年)
その他
>>> 広範性発達障害(ADHD・ASD)で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説
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