兵庫県伊丹市 関節リウマチ・強皮症で障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所
| 兵庫県伊丹市
相談者の状況

20代の頃から全身性エリテマトーデス(SLE)の疑いを指摘されていました。第一子を出産した後、両膝と頸椎に痛みが出現したため、母子保健医療センターに定期的に通院し、ステロイド治療を受けていました。
40代になると、左前足部に強い痛みと変形がみられるようになり、骨切り手術を受けました。その結果、「慢性関節リウマチ・両足関節の著しい機能障害」として身体障害者手帳が交付されています。
障害年金の請求時には、両手指および手関節、両足に変形がみられ、両手の握力はほとんど失われていました。さらに、両手首の痛みや指先のぐらつきがあるため、日常生活におけるさまざまな動作に大きな支障をきたしている状況でした。
受任から請求までに行ったこと
初診日が30年前と古く、初診日の時期を特定することが難しい案件でした。初診医療機関である母子保健医療センターの診療録はすでに廃棄されていたため、転院先の病院で「受診状況等証明書」と「紹介状」を取得しました。
紹介状には母子保健医療センターでの具体的な初診日は記載されていませんでしたが、「受診状況等証明書」と紹介状に記載された内容から初診時期を推測することにしました。
紹介状には、「平成2年8月 妊娠時に流産予防のためにステロイド開始(抗核抗体陽性、習慣性流産のため、準SLE病態と診断された)」という記載があり、この記載から平成2年8月頃が初診時期であると判断しました。
平成2年8月は国民年金の被保険者期間であり、保険料納付要件も満たしていたため、障害基礎年金として障害年金の請求を行いました。
結果
年金の種類と等級:障害基礎年金2級
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