WAIS-Ⅳ IQ60(軽度知的障害) 50代男性 単身生活で障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 兵庫県宝塚市

相談者の状況

障害福祉相談支援事業所から紹介された方で、肢体の障害で障害厚生年金3級を受給されていました。

両親は他界しており、出生時の状況は分かりません。幼少期の頃は、何をするにしても他人の行動を見てからでしか行動できなかったようです。

勉強は苦手で、九九や繰り上がりの足し算を覚えるのに非常に苦労され、国語では読めない漢字が多かったようです。小学3年生の頃から塾に通いましたが、学力が向上することはありません。

定時制高校を卒業後に就職しましたが、すぐに退職されます。 23歳の頃から、口が引きつることが出てきて、就職が難しくなりました。 その後も、様々な会社で働くものの、同僚や上司との関係悪化のために長く勤めることがでず、仕事を転々とされています。 地域活動支援センターや就労移行支援事業所を経てアルバイトもしましたが、コミニケーションの不安から仕事は長く続きませんでした。

受任から申請(請求)までに行ったこと

障害年金の申請(請求)時には、単身生活となっており、審査に影響を与える可能性がありました。このため、病歴・就労状況等申立書とは別に日常生活の状況を詳細に申し立てた書類を添付して障害年金を申請(請求)しました。

結果

年金種類と等級;障害基礎年金2級

年金額:年額780,000円

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> 知的障害(精神遅滞)で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

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