大阪府豊中市 うつ病で5年間の遡及受給 障害共済年金1級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 大阪府豊中市

相談者の状況

人事異動で出世コースから外れたことへの焦りから、挽回したい一心で一生懸命働いていました。しかし、仕事の密度が高く、処理しきれない焦燥感に苛まれ、不眠が続き、次第に深刻な疲労感と脱力感を覚え、自分をコントロールできない状態になりました。「もう無理だ」と感じ、心療内科を受診しました。医師から中等度から重度のうつ病と言われ、抗うつ薬や睡眠薬が処方されました。

その後も抑うつ気分や食欲不振、睡眠ができない状態が続き、腹部の痛みまで現れ、仕事が辛くなりました。職場には心療内科の受診を隠しながら働いていましたが、激務が続き、睡眠薬を変えても途中覚醒が多く、体調は改善しませんでした。

人事担当者の計らいで昇格したものの、新たな部署はさらに激務で、早朝に出勤し、終電間際に帰る日々が続きました。疲労とストレスで食事が喉を通らず、睡眠薬を飲んでも眠れず、「頑張らなければ」という思いだけで通勤していました。

3ヶ月後、腹部に激しい痛みと抑うつ感、絶望感が強まり、精神科病院への入院措置が取られました。 退院後、職場の負担を軽減するため配置転換されましたが、疲労感や抑うつ感は強く、有給休暇を使い1日中横になることが多い生活になり、仕事を続けられないと判断し退職しました。

退職後も抗うつ薬や鎮痛薬を処方されましたが、抑うつ感や不眠は変わらず、1日中横になって過ごす日々が続きました。食事をほとんど摂らず、半年で15kg体重が減少しました。抑うつ感や不眠、不安感に悩まされ、昼間から睡眠薬を飲んで寝ている状態が続いていました。

結果

年金種類と等級；障害厚生年金1級（5年遡及）

その他

>>>　障害認定基準　精神の障害

>>>　うつ病で障害年金を申請（請求）する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士　27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

このページTOPへ