50代女性 アルツハイマー型認知症で障害厚生年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 兵庫県川西市

相談者の状況

障害福祉相談支援事業所から紹介された方でした。

周囲から「最近忘れっぽいよね」と言われるようになりました。物忘れは加齢のためだと思っていましたが、次第に「家の鍵をなくす」「自分が置いた小物がなくなっている」と言うことが増えてきました。

ある時、勤務先から「認知症が酷くて業務をさせることはできない」と、退職勧告を受けました。突然のことに家族は驚き、病院を受診させることになりました。
MRI検査やアルツハイマー病認知検査などを受けたところ、アルツハイマー型認知症であるとの診断を受けます。
病状の進行は早く、徘徊によって何度も警察に保護されており、家族への暴言も酷くなっていたため、自宅での対応が困難となり、入院させることになりました。

受任から申請(請求)までに行ったこと

受診状況等証明書を取得し、病歴・就労状況等申立書を作成しました。

障害年金の申請(請求)時も精神科病院に入院されており、診断書を依頼しました。

診断書には「重度の認知症であり、自発的な活動はなく、労働能力はない」とされていましたが、「身のまわりのことは自身で行える」と評価され、障害等級の目安は2級相当となっていました。
診断書の評価は、単身で生活をする場合を仮定する必要があると説明しましたが、医師の評価が変わることはありませんでした。

結果

年金種類と等級;障害厚生年金2級

年金額:年額1,200,000円

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> アルツハイマー型認知症で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

このページTOPへ