複数の疾患が混在 精神発達遅滞で障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 大阪府池田市

相談者の状況

生後1か月で心雑音があり、心室中隔欠損と診断され、生後5か月で手術を受けています。2歳の頃には重積状態のひきつけを起こし、服薬によりてんかんを予防していました。

発達遅滞の指摘もあり、小中学校は特別支援学級で過ごしていました。

自尊感情や自我コントロールの低さ、情報の選別が苦手で、光や臭いを嫌がり、人との距離感にも敏感でした。沢山の情報が一度に入ってくるとパニックになり、言葉でうまく伝えることができず、常にイライラし、自分の頭を叩く自傷行為もありました。

高校は普通学校に進学しました。担任と家庭で連絡を取り合ってサポートをしていましたが、自分の気持ちを上手く伝えることができず、対人関係のトラブルを抱えることが多くありました。

高校を卒業後は、就労移行支援事業所へ通所し、その後特例子会社に就職しました。

受任から申請(請求)までに行ったこと

初診日分かりますか

ご両親が障害年金の申請(請求)をしましたが、日本年金機構から初診日について整備するように指示があり、弊所に相談がありました。

書類を確認したところ、てんかん以外にも複数の既往歴があり、それらが病歴・就労状況等申立書に混在して記載されていました。診断書の傷病名は発達遅滞であったため、病歴を整理して発達遅滞に絞って病歴・就労状況等申立書を再作成しました。

結果

年金種類と等級;障害基礎年金2級

年金額:年額780,000円

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> 知的障害(精神遅滞)で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

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