初診時の記録で20歳前傷病を証明 60代男性 双極性感情障害で障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 兵庫県神戸市

相談者の状況

中学生の頃、祖母が亡くなった際に「人はなぜ死ぬのか」と、考えるようになり、考えると眠ることができなくなりました。夜間徘徊をしたり、深夜の学校に侵入するなど、落ち着きのない行動を取るようになりました。精神的に不安定な状態を心配した両親から精神科病院に連れて行かれました。

就職後もストレスがたまると独り言を言ったり、不眠や気分の高揚、過呼吸になり、心療内科でカウンセルングや薬物療法を受けていました。

大学を卒業してから60歳で退職するまでの間、数度の入院歴はありましたが、一つの会社に勤めあげました。

受任から申請(請求)までに行ったこと

40年間就労を継続しており、病院に定期的に通院していたため、社会的治癒の主張をすることはできません。

障害年金の申請(請求)時の病院には、約20年間通院しており、初診時に中学生の頃に精神科を受診していたことが記載されていました。この記載内容が初診日証明となり、障害基礎年金を申請(請求)することができました。

結果

年金種類と等級;障害基礎年金2級

年金額:年額780,000円

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> 双極性障害(躁うつ病)で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

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