鈴木ビネー式知能検査 IQ58 20代男性 軽度知的障害で障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 大阪府大阪市K様

相談者の状況

以前手続きをした方からの紹介で、弊所に相談に来られました。

幼児期に両親が離婚し、養護施設で生活されていました。小学3年生頃から学習の遅れが目立つようになり、授業中に立ち歩いたり、教室の後ろで遊ぶことなどもあって、小学4年生から特別支援学級で過ごすようになりました。高校は特別支援学校を卒業後は介護施設に就職し、掃除や食事やお菓子を運ぶ仕事をしましたが、指示されたことができずに怒られることが多くありました。職員からも意地悪をされて嫌になって退職します。その後も短期の仕事を転々としましたが、養護施設の後輩(この方も知的障害であり弊所が手続きを行なった)が世話になっていた運送会社で働くようになりました。

受任から申請(請求)までに行ったこと

現在は、障害に理解のある社長の下で就労しており、生活ができる収入を得て一人暮らしをしていましたが、週4日程度は社長宅で一緒に食事をしており、外出時は社長に同行してもらっていました。身の回りのことは一人でできるものの、お金、時間の計算はできず、国民年金の手続きや健康保険証の更新などの社会的手続きも分からないので、放置していた状態でした。
障害年金の申請(請求)前に国民年金の手続きや健康保険証の更新などを弊所が行いました。一人暮らしが可能であるが多くの援助を受けていること、職場でも多くの配慮を受けていることなどを病歴・就労状況等申立書に記載しました。

結果

年金種類と等級;障害基礎年金2級

年金額:年額780,000円

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

知的障害(精神遅滞)で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

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