WAIS-Ⅲ IQ72 60代女性 軽度知的障害で障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 兵庫県川西市

相談者の状況

弊所の初回無料相談を利用されました。

幼少期より学習不振がありました。高校を卒業後に2年ほど就労した後に結婚。家事は母親の援助を受けており、対人関係や金銭管理はできなかったようです。その後離婚し、パートタイマーとして仕事を転々としていました。

50歳の時に職場の談話室で口にした冗談が大問題になり、弁解するもどんどん悪い方向に取られ、退職することになりました。就職活動をするのですがどこにも採用されず、家賃や光熱費が払えず、将来の生活のこと、仕事のことなども気になり、精神的に追い込まれていきました。

将来の生活について市役所へ相談に行ったところ、相談員にも分かるような精神面の落ち込みが表情や身体症状に現れており、病院を受診するように勧められました。

受任から申請(請求)までに行ったこと

初回相談時は、精神障害者保健福祉手帳3級(傷病名は「うつ病」)が交付されていました。

市役所の相談員の勧めで受診した病院と障害年金申請(請求)時の病院が同じだったため、受診状況等証明書は取得する必要はなく、職場での冗談話から退職に至った経緯から始まる「病歴・就労状況等申立書」を作成しました。

次に診断書の依頼です。診断書記載前に検査が行われることになり、WAIS-Ⅲ検査を受けることになりました。検査結果では全IQ72という数値となり、診断書の傷病名は軽度知的障害であるとして記載されました。

傷病名が軽度知的障害となったことで、出生時から現在までの病歴・就労状況等申立書を追加で作成しました。

 

結果

年金種類と等級;障害基礎年金2級

年金額:年額780,000円

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> 知的障害(精神遅滞)で障害年金を請求(申請)する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

このページTOPへ