うつ病と広汎性発達障害 再申請(請求)で障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 兵庫県川西市

相談者の状況

幼少期から対人関係が苦手で、小中学校時代はいじめにもあっています。

大学卒業後、1年間働いた後に結婚されますが、夫から言葉の暴力を受けるようになり、女性家庭センターに入所されています。

女性家庭センターの嘱託医から心療内科を受診するように指示され、心療内科でPTSDの治療が開始されました。

約3年後、夫の元に戻られたのですが、次は身体的暴力を受けるようになり、民間のDVシェルターに入所されています。

障害年金の申請(請求)時は、フラッシュバックや離人感、解離症状などがあり、抑うつ気分や意欲低下も顕著になっており、日常生活において引きこもりがちな生活になっていました。

受任から申請(請求)までに行ったこと

数年前に障害年金を申請(請求)をされていますが、受給することができなかったようです。

障害の程度が不該当で「不支給」になったのか、初診日が認められずに「却下」になったのか記憶されておらず、過去の受診歴も不明瞭であったため、初回申請(請求)時の書類を取り寄せることから始めました。

初回(申請)請求時の書類を確認すると、受診状況等証明書の記載内容に問題はなく、診断書の傷病名は「統合失調症」で、障害の程度は2級に相当するような内容でした。

不支給になった理由は、当時は都道府県単位で障害年金の審査がされており、兵庫県の審査は非常に厳しく、他府県なら2級で認められる内容が兵庫県では不支給になっていたからです。

書類の内容を確認後、すぐに障害年金の再申請(請求)を進めることにしました。

受診状況等証明書を添付できない申立書を記載し、初回申請(請求)時の受診状況等証明書を参考資料として提出しました。

診断書の障害の程度は、初回申請(請求)時よりも軽度でしたが、現在は精神障害ガイドラインによって審査されるために問題はないと判断し、障害年金を申請(請求)しました。

結果

年金種類と等級;障害基礎年金2級

年金額:年額780,000円

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> うつ病で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

>>> 広範性発達障害(ADHD・ASD)で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

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