兵庫県川西市 慢性疲労症候群C群(線維筋痛症合併)で障害厚生年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

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相談者の状況

大学を卒業後、就職したものの、学生から社会人への環境の変化に慣れず、新しい生活リズムにも適応できませんでした。

会社で防災訓練が行われた後、左足関節内側に痛みを感じるようになり、最初は足を挫いたのかと思い整形外科を受診しました。レントゲン検査では異常が見つからず、医師からは筋力低下が原因と診断され、リハビリを開始しましたが、痛みは軽減しませんでした。

別の病院でも検査を受けましたが、左足の痛みの原因は不明でした。その後、痛みは全身に広がり、両手や内臓、胸部、背部にも痛みを感じるようになりました。

整形外科での診断が不十分だったため、脳神経外科を受診しましたが、MRI検査でも痛みの原因は分かりませんでした。数ヶ月の間に、初めは左足の痛みだけだったのが、全身の痛みや倦怠感、微熱、頭痛、睡眠障害、集中力の低下などの症状が現れていました。

インターネットで調べた結果、線維筋痛症を疑い専門のクリニックを受診しました。圧痛点検査の結果、線維筋痛症の診断基準に該当することが確認されました。全身の痛みや倦怠感は、強い痛みが続いたことによるもので、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(線維筋痛症合併)と診断され、定期的な通院と薬物療法が始まりました。

受任から請求(申請)までに行ったこと

受診状況等証明書の傷病名は「右足後脛骨筋腱炎・右足関節拘縮」と記載されていました。防災訓練が原因だと考えましたが、その後痛みは軽減せず、次第に全身に広がったことから、この日を初診日として申し立てることにしました。

診断書では、慢性疲労症候群の重症度分類がPS8相当(身の回りのある程度のことはできるが、しばしば介助がいり、日中の50% 以上は就床している)で線維筋痛症の重症度はステージⅢ(激しい痛みが持続し、爪や髪への刺激、温・湿度変化など軽微な刺激で激しい痛みが全身に広がる。自力での生活は困難)となっていました。

結果

年金種類と等級;障害厚生年金2級(5年遡及)

その他

>>> 慢性疲労症候群で障害年金を請求(申請)する方法やポイントを解説

>>> 線維筋痛症で障害年金を請求(申請)する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

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