障害年金の請求傷病は双極性感情障害なのに診断書は発達障害の内容 障害厚生年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所
| 大阪府豊中市A様
相談者の状況
幼少期の頃からおとなしく、学生時代は友だちを誘ったり、新しい友だちを作ることはありませんでした。高校ではすでにできあがったグループに入れず、居場所がなくなり不登校になってしまいました。
大学に進学しましたが、サークルや部活動に参加せず、他者と馴染むことが苦手でした。大学を卒業後は、仕事も上手くいかず転々としましたが、発達障害の可能性に気づくことなく過ごしていました。
父親が亡くなり、母親との関係が悪化します。気分が落ち込み、将来への不安が増していきました。自分の性格や行動に疑問を感じ、発達障害の専門医を受診し、注意欠如多動症との診断を受けました。
その後も仕事に夢中になりすぎて栄養失調に陥り、入院することに。一時は一人暮らしを試みましたが、限界を感じて実家に戻ることになりました。
仕事中のコミュニケーションの難しさや悪口への過敏さが続き、抑うつ気分が強まりました。仕事を続けることが難しく、外出もままならないようになっていました。
受任から申請(請求)までに行ったこと
医師は「発達障害では障害年金を受けられない」と考え、診断書には「双極性感情障害」が記載されていました。しかし、診断書の内容は主に「発達障害」に関するものであり、「双極性感情障害」に関する情報はほとんどありませんでした。
このような場合、診断書には両方の診断名を明記すべきですが、医師の意向があったため、詳細な説明を含む「病歴・就労状況等申立書」を作成し、それを元に障害年金の申請(請求)手続きを進めました。
結果として、障害厚生年金2級を受給することができ、「障害年金を受けることで、今後の生き方を無事、障害厚生年金2級を受給することができ、「障害年金を受給できたら今後の生き方について考えようと思う」と仰っていただくことができました。
結果
年金種類と等級;障害厚生年金2級
年金額:年額990,000円
その他
>>> 双極性障害(躁うつ病)で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説
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