40代男性 初診時期を「月」まで特定 1型糖尿病で障害厚生年金3級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所
| 兵庫県宝塚市A様
相談者の状況
1994年11月頃、発熱や口渇、めまいなどの症状が続くようになりました。食事をしても嘔吐を繰り返し、わずか1ヶ月で体重が7kg以上減っていました。
1ヶ月の間でめまい症状や両眼の違和感で耳鼻科や眼科を受診され、脳神経外科ではCTやMRI検査を受けましたが異常はなく、H医科大学病院を紹介されることになりました。
H医科大学病院で血糖値検査を行ったところ、基準値をはるかに超える値であったため、高血糖についての精査を目的に入院することになりました。
入院中はインスリン療法が行われたため、徐々に吐き気やめまいなどの症状は軽減しますが、血糖値が高い値を示し続けていました。
医師から「突発性の1型糖尿病であること、現在は自己のインスリン分泌は辛うじて保たれている状態」と言われています。
H医科大学病院でインスリン治療を続けていましたが、2002年頃に自宅近くのB病院に転院されました。
受任から申請(請求)までに行ったこと
H医科大学病院で受診状況等証明書を取得したところ「1994年11月初旬頃から感冒症状出現し、この頃より口渇のため、多飲(ミネラルウォーター2〜3ℓ/日)。その後、めまい、体重減少が出現したため近医受診し、CT・MRI等を施行」との記載がありました。
H医科大学病院の初診日は「1994年11月30日」と記載されているため、近医を受診したのが「1994年11月初旬から1994年11月29日」までの間」にあると申し立てました。
診断書は病院側が診断書の作成に慣れておらず、何度も修正や追記を依頼する必要がありました。
本人申請(請求)では不支給になっていた可能性があった事例だったと思います。
結果
年金種類と等級;障害厚生年金3級
年金額:年額580,000円
その他
>>> 1型糖尿病で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説
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