20代女性 慢性疲労症候群(線維筋痛症合併)で障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所
| 大阪府吹田市A様
相談者の状況
高校に入学直後から全身の倦怠感や疲労感が続いていました。高校3年生の頃には肘や肩、指などの関節に原因不明の痛みを感じるようになります。全身痛みによってさらに疲労感や倦怠感が増し、徐々に意欲が低下するようになったために心療内科を受診しました。医師から「痛みに関連した抑うつ気分である」と言われ、精神療法と薬物療法が開始されています。
4年間心療内科へ通院されましたが、全身の痛みが改善することはありません。
リウマチが痛みの原因だと疑い、抗リウマチ薬を服用しましたが効果はなく、血液検査でも異常は発見されません。医師からは線維筋痛症を疑われ、専門の医療機関を受診したところ「線維筋痛症に合併した慢性疲労症候群」であると診断されました。
受任から申請(請求)までに行ったこと
心療内科で受診状況等証明書を取得したところ、傷病名は「うつ病」とされ「腰痛が出現し、痛みに支配され徐々に気力や意欲が低下」と記載されていました。
初診日が確定したために診断書を依頼したところ、医師から「線維筋痛症で診断書は記入できない」という説明があり、傷病名は「線維筋痛症合併による慢性疲労症候群」となっていました。
慢性疲労症候群の重症度分類はPS8相当(身の回りのある程度のことはできるが、しばしば介助がいり、日中の50%以上は就床している)であるとされていました。
結果
年金種類と等級;障害基礎年金2級
年金額:年額780,000円
その他
>>> 慢性疲労症候群で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説
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