2度目の申請(請求)50代女性 双極性障害・広汎性発達障害で障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所
| 兵庫県神戸市
相談者の状況
転居の準備中に過呼吸になり、手足が硬直して救急搬送をされました。この頃より、家事をすれば再度発作が起きるのではと不安感を抱くようになり、抑うつ自閉的な生活を送るようになりました。
家事や育児全般を夫や親族に頼るようになります。様々な病院を受診しましたが症状は改善せず、さらに抑うつ的になっていき、短期間での入院を繰り返すようになりました。
仕事に行く夫を止めたり、職場に何度も架電し、帰宅を促すなど、家人も対応に疲弊するようになります。その後、躁転して急に仕事を始めては、対人トラブルで退職し、自閉的な生活を送るなどを繰り返すようになりました。精神障害者保健福祉手帳を取得後に就労継続支援に通い始めますが、他者の言動を被害的に捉え、そのことを昼夜問わず相談員に相談し続けるなど、対人関係上のトラブルが続いていました。
受任から申請(請求)までに行ったこと
10年前に障害年金を申請(請求)されましたが、障害の程度が不該当として不支給となっていました。今回は、以前手続きをした方からの紹介で、弊所に相談に来られました。
再申請(請求)するにあたり、過去の資料を取り寄せて不支給の原因を調査することから始めました。
資料を確認したところ、不支給の原因はあきらかで、日常生活上の困難さが診断書に適正に反映されていないからでした。
再申請(請求)では、日常生活の困難さを詳細にヒアリングし、病歴・就労状況等申立書を作成しました。診断書を依頼する直前に病院を転院されていたことから、症状や日常生活状況が医師に伝わっているか心配だったため、病歴・就労状況等申立書と日常生活上の困難をヒアリングした資料を提出しました。
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