50代男性 胸部大動脈解離(Stanford分類A型)で障害厚生年金3級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所
| 兵庫県川西市H様
相談者の状況
心臓の鼓動に違和感がありましたが、疲労が溜まっているのだと思って放置していました。
心臓の違和感は一向に治まらず、微熱も生じるようになったために病院を受診。心電図や造影剤検査を行ったところ、StanfordA型の大動脈解離と診断されました。
上行大動脈人工血管置換術や大動脈弁吊り上げ術などの緊急手術が行われ、術後の経過が良好だったため、約2週間後に退院することができました。
受任から申請(請求)までに行ったこと
障害年金の障害認定日(障害の状態を判断する日)は、初診日から起算して1年6か月後というのが原則ですが、初診日から1年6か月を経過する前に人工血管(ステントグラフト)手術をした場合は、障害認定日は「人工血管(ステントグラフト)の手術を受けた日とされます。この方の場合、初診日と障害認定日(人工血管手術)は同じ日でした。
障害認定基準では「胸部大動脈解離(Stanford分類A型)により、人工血管(ステントグラフトも含む)を挿入し、かつ、一般状態区分表の(イ)又は(ウ)に該当するもの。」を3級に認定すると記載されています。
診断書に一般状態区分表と人工血管の手術日が記載されているか確認し、障害厚生年金を申請(請求)しました。
結果
年金種類と等級;障害厚生年金3級
年金額:年額1,300,000円
その他
>>> 大動脈疾患で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説
投稿者プロフィール

最新の投稿
- 2023.09.06精神の障害20代女性 身体表現性障害の背景に自閉スペクトラム障害 障害基礎年金2級を受給
- 2023.08.26肢体の障害50代男性 脳梗塞により障害厚生年金2級を受給
- 2023.08.19精神の障害30代女性 注意欠陥多動症・抑うつ状態により障害基礎年金2級を受給
- 2023.08.19精神の障害30代女性 半年間の通院の後に診断書を依頼 高次脳機能障害で障害基礎年金2級を受給