50代女性 脊髄小脳変性症で障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所
| 兵庫県川西市
相談者の状況
テレビのリモコンを持つと手が揺れるようになりました。1年後には、物を持たなくても腕を上げていると揺れるような症状が続きます。
市役所の健康診断を受け、症状について相談したところ、病院を受診するように強く勧められました。その後、病院を受診し、検査を受けたところ、脊髄小脳変性症であると診断されました。
診断された当初はアルバイトもできており、症状としては手が揺れる程度で、病院に定期的に通院して経過観察を受けていました、
5年後には歩行が困難になり、介護保険を利用して週2日の訪問リハビリを受けるまでに悪化していました。次第に、自力で立ち上がるのが困難になり、起立時には、他の物に掴まらないと立ち上がれない状態になっていました。屋内では壁伝いに、屋外では歩行車を使用するようになり、階段も這うようにして昇降しており、上肢にも失調が進み、日常生活に多くの支障が出るようになっていました。
受任から申請(請求)までに行ったこと
障害福祉相談支援事業所から紹介された方でした。
初診から障害年金の申請(請求)時まで同じ医療機関に通院されていました。病院に、障害認定日の障害状態を確認したところ、障害年金を受給できるような程度ではないと分かり、事後重症請求を行うことになりました。診断書を取得したところ、下肢についての失調が強く、上肢の日常生活動作は軽度から中程度となっていました。
結果
年金種類と等級;障害基礎年金2級
年金額:年額780,000円
脊髄小脳変性症は進行性の病気であるため、今後の障害の状態によって額改定請求を行うことになりました。
その他
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