知的障害や発達障害と他の精神疾患が併存 広汎性発達障害で障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所
| 兵庫県川西市
相談者の状況
双子の長男として生まれました。次男と比べて発達が遅いと感じており、子ども発達支援センターで相談した結果、自閉症スペクトラム障害の可能性があると指摘されました。
療育センターを利用するようになり、幼稚園では加配付きで過ごしました。
小学校では特別支援学級で学びました。普通学級も利用しましたが、支援員のサポートが必要な状態でした。
中学校でも特別支援学級で過ごします。高校進学では特別支援学校を希望しましたが、試験で不合格となり、適応サポートのある高等専修学校に進学しました。
感情や他者の気持ちを理解することが難しく、無意識に不適切な発言をすることがあり、また、指示がないと行動できず、柔軟な思考や変更への対応が難しかったようですが、先生達のサポートを受けながら卒業することができました。
高等専修学校卒業後は職業開発訓練校に通い、障害年金の申請(請求)時は、就労移行支援施設に通所されていました。
受任から申請(請求)までに行ったこと
傷病名は「広汎性発達障害」でしたが、「知的障害」も併存していました。知的障害と発達障害は、障害年金では「同一疾患」として扱われます。知的障害の場合、障害年金の申請(請求)では受診状況等証明書は必要ないため、病歴・就労状況等申立書を作成した後に診断書を依頼しました。
日常生活能力の判定平均「3.2」日常生活能力の程度(4)となっており、等級の目安は「2級」となっていました。申請(請求)人を対象にした特別児童扶養手当が支給されていたため、特別児童扶養手当の診断書を参考資料として提出しています。
結果
年金種類と等級;障害基礎年金2級
年金額:年額780,000円
その他
>>> 知的障害(精神遅滞)で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説
>>> 広範性発達障害(ADHD・ASD)で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説
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