40代男性 1型糖尿病で障害厚生年金3級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 兵庫県神戸市

相談者の状況

職場で定期健康診断を受けた際、HbA1cの値が基準値を大きく上回っていることが分かり、病院を受診するように指示されました。
病院でGA値や抗GAD抗体検査を行った結果、いずれも基準値を超えていることが確認され、医師から「2型糖尿病」と診断され、投薬治療が開始されました。定期的な検査を行いながら経過観察を続けていましたが、血糖値のコントロールが難しく、インスリン治療を始めることとなりました。

1年後、転居のために病院を転院し、インスリン治療(1日1回の投与)と内服薬を併用していましたが、尿ケトンが強陽性であることが確認され、絶対的なインスリン不足の状態と診断されました。さらに、Cペプチド値の検査を行ったところ、基準値を大幅に下回っていることが判明しました。この結果を受け、医師から「2型糖尿病ではなく1型糖尿病」と診断されました。

受任から申請(請求)までに行ったこと

初診日は申請(請求)日よりも6年前だったため、受診状況等証明書を取得することができました。

診断書のCペプチド値が0.3ng/mL未満であり、一般状態区分表は(イ)であったため、障害厚生年金3級の対象であると確認できました。

結果

年金種類と等級;障害厚生年金3級

年金額:年額840,000円

その他

>>> 障害認定基準 代謝疾患による障害

>>> 1型糖尿病で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

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