兵庫県川辺郡猪名川町 対人関係・コミュニケーションの障害で障害年金は無理? | かなみ社会保険労務士事務所

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相談者の状況

言葉の発達や歩行の開始が遅く、幼少期の健診で発達の遅れを指摘されていました。一人遊びが多く、ブロック遊びへの強いこだわりが見られ、他人に無関心であるとも指摘されていました。
小学校に入学しても一人でいることが多く、こだわりの強さが続いていました。小学5年生時の校外学習では、2メートルほどの大きな木の枝をどうしても持ち帰りたいと言い出し、先生の説得にも応じず、そのまま持ち帰ってきたことがありました。
中学校では普通学級に入学しましたが、小学校時代と同様に同級生と関わりを持てず、友達の冗談を理解できず怒り出すことや、話が相手に伝わらないことがありました。強いこだわりも続き、好きなことだけに集中し、人から指示されることを嫌がりました。同じ行動を繰り返し、学校の閉門時間に間に合わず門が閉められるとパニックを起こして学校内で暴れることもありました。
学校から医師から心理テストを受けるよう勧められ、WISC-III検査を受けたところ、注意欠陥多動性障害であると言われ、学習障害の特性も指摘されました。
中学卒業後は、発達障害のある子供たちを支援する少人数クラスの高校に進学しました。通学は決まった道順でしかできず、電車の遅延が発生すると別のルートを利用せず、ホームで電車が動くのを何時間でも待ち続けることがありました。学校では休憩時間も一人で過ごし、他生徒と関わる場面では相手の気分を損なう発言をしてしまうことがありました。担任からは、会話が一方的で相手の背景を理解できず、親しい間柄でもコミュニケーションが成立しないため、声かけや支援が必要だと言われました。
高校を卒業後は、生活体験を中心としたカリキュラムで集団生活を学ぶため、同じ学校の専攻科に進学しました。しかし、担任からは、他生徒の求めに気付かず独自の解釈をすることが多いため、他人との関係を保つのは難しいと言われました。また、就労につなげるのも難しいとの指摘を受けていました。

受任から申請(請求)までに行ったこと

「発達障害では障害年金は無理」「対人関係・コミュニケーションの障害で障害年金は無理」などと医師から言われていました。

初回面談時に日常の生活状況をヒアリングした印象としては、障害年金を受給できる可能性があると思ったため、病歴・就労状況等申立書に請求人の日常生活の状況を詳細に記載し、診断書を依頼しました。

結果

年金種類と等級;障害基礎年金2級

その他

>>> 障害認定基準 精神の障害

>>> 広範性発達障害(ADHD・ASD)で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

お客様の声


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当事務所にご依頼いただくまでにどのような ことで悩んでおられましたか?

  • 請求方法
  • 障害年金を受け取れるのかどうか

なぜ当事務所にご相談をいただけたのでしょうか?

  • 地元の社労士だから
  • 無料相談をしてくれるから
  • 元郵便局員ということで親しみをもてそうだから
  • 障害年金ブログを見て

実際にご依頼されていかがでしたか?

障害年金の請求を自分でしていたら受給出来ていなかったと思う位、書類の大切さを知りました。障害年金のプだからこそ知っている細かい内容に安心しておまかせ出来たと思います。本当にありがとうございました。

無事請求もおわり支給が決定した後も今後の事を詳しく教えて頂き、これからも相談させていただきたいと思います。宜しくお願い致します。

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