40代男性 パーキンソン病により障害厚生年金3級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 兵庫県川西市M様

相談者の状況

以前手続きをした方からの紹介で、弊所へ相談に来られました。

緊張時に右手が震えているように感じるようになり、次第に右半身全体に震えが広がりました。右半身の震えは日常生活に支障が出るようなものではなく、病院を受診することはなく、就労を続けていました。
約3年後、右半身の震えは酷くなり、パーキンソン病ではないかと疑うようになりましたが、パーキンソン病と診断されると解雇される恐れがあって病院を受診せずにいました。

手の震えは会社の同僚の目からも分かるようになり、上司から病院を受診するように指示されることになりました。脳シンチグラフィーや頭部MRI検査を行ったところ、右半身の振戦、固縮はパーキンソン病であると診断されました。

障害年金の申請(請求)時は、薬効がある時でも右手が小刻みに震え、体が固縮し、右手が大きく震える時間帯も多くなっていました。

受任から申請(請求)までに行ったこと

申請(請求)者と何度も打ち合わせを重ね、症状がよくなる時間帯と悪くなる時間帯の表を作り、それぞれの時間帯の体の状態をまとめた書類を作成し、病歴・就労状況等申立書にも日常生活の状況を詳細に記載しました。

診断書の日常生活における動作の障害の程度は、○△(一人でできてもやや不自由)となっており、「内服のコントロール下であるが利き手の右優位の固縮・振戦が著名であり、書字が困難。緊張時での振戦は憎悪する」との記載がありました。

結果

年金種類と等級;障害厚生年金3級

年金額:年額580,000円

その他

>>> 障害認定基準  肢体の機能の障害

>>> パーキンソン病で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

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