60代男性 脊髄小脳変性症で障害厚生年金1級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所
| 兵庫県川西市D様
相談者の状況
介護支援専門員(ケアマネージャー)から紹介された方でした。
自分の目の高さよりも上の荷物を取る際、手が思うように上がらず、荷物を取れないようになっていました。走ることがうまくできないようになり、足踏みでさえ困難になってきました。次第につまずく物がないのに転倒するようになり、歩行中に足が通電したかのような違和感を感じるようになりました。
血液検査をしましたが異常はなく、これまでの症状から脊髄小脳変性症の疑いがあると言われ、精査を受けることになりました。国立病院A医療センターで検査等を受けたところ脊髄小脳変性症と診断されました。
発病(初診)から約10年目に障害年金を申請(請求)することになりました。症状は徐々に進行しており、両手腕を上げたり、顔を前方に上げることができないようになっていました。杖を使用しての歩行や階段の昇降も困難になっていました。
受任から申請(請求)までに行ったこと
日常生活はおろか、到底就労できるような状態ではないのですが、定年退職間近だったため、会社から定年退職日まで在籍することを許されていました。医師が診断書の記載に不慣れであり、診断書の見本を持参するように指示され、記載例を提出しました。
診断書を取得するまでに非常に時間はかかりましたが、申請(請求)人の症状を正確に反映されている内容で、障害等級1級程度だと判断できました。
障害年金の申請(請求)時は会社に在籍できている理由や、復職は不能であること、障害福祉サービスを利用していることなどを申し立てました。
結果
年金種類と等級;障害厚生年金1級
年金額:年額1,800,000円
その他
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