兵庫県川西市 抗がん剤による副作用で障害厚生年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

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相談者の状況

突然激しい腹痛が数時間続きました。自宅に常備していた薬を服用し、横になっていると数時間後には痛みは収まりました。半年後、仕事中に再び腹痛が起こりました。腸が締めつけられるような感覚で、生汗が出て血圧が低下し、意識を失いそうになるほどでした。それから2ヶ月後、数時間で収まっていた腹痛が十数時間も続きました。薬を飲んでも効果はなく、5分おきに腸が動き、締めつけられるような痛みが続きました。さらに下血も見られたため、翌日に病院を受診しました。
CT検査や大腸ファイバー検査を受けたところ、S状結腸癌が発見され、すぐに切除手術が必要と診断されました。S状結腸癌の切除手術後、腹水に癌細胞が認められ、進行状況はステージⅢA+αと診断されました。抗がん剤治療が開始されましたが、抗がん剤の副作用が非常に強く、治療後は体がだるく、動くのも辛く終日臥床している状態が続きました。吐き気や片頭痛に加え、下痢と便秘を繰り返し、食事もほとんど摂れず栄養補助食品で補いました。
その後、神経障害麻痺により、足裏が鈍くなり、10分歩くとむくんで歩行困難になり、手指にも痺れがあり、感覚がなくなり、火傷や物を落とす事故が頻発しました。
約1年後、腹部の異常を感じ受診した結果、腹膜への転移が発覚し癌性腹膜炎と診断されました。再び抗がん剤治療を開始しましたが、腹水が多量に溜まり、入院して腹水を抜く処置が必要となりました。治療後1週間は体調が著しく悪化し、終日臥床状態が続きました。食事もほとんど摂れず点滴や栄養補助食品で栄養を補い、足の感覚は鈍いままで、10分以上立つのも困難な状態が続きました。半年後には、腹水が卵巣内に溜まることが確認され、卵巣がんの疑いが浮上しました。MRI検査の結果、卵巣がんが発見され、卵巣摘出手術を受けました。その後、抗がん剤治療が再開されていました。

受任から申請(請求)までに行ったこと

抗がん剤の副作用(倦怠感、悪心、嘔吐)により全身の衰弱が激しく日常生活に大きく支障が出たために障害年金の申請(請求)を行いました。抗がん剤治療の副作用で障害年金を申請(請求)する場合、その他の障害用の診断書になるのですが、医師がこの診断書作成に不慣れだったため、詳細に依頼内容(必要項目)を書き、医師に作成を依頼しました。また、病歴・就労状況等申立書によって、日常生活に支障が出ている状況・抗がん剤を使用時の状況を細かく記入しました。

その他

>>> 障害認定基準 悪性新生物による障害

>>> 悪性新生物で障害年金を申請(請求)する方法を解説

投稿者プロフィール

松田康
松田康社会保険労務士 (障害年金専門家)
かなみ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 27090237号
年金アドバイザー
NPO法人 障害年金支援ネットワーク会員

お客様の声


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  • 地元の社労士だから
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最初の相談の電話からとても親切な対応で安心して相談することができました。癌での請求は受給にいたるまで難しく時間もかかると聞いていましたが、先生にお願いして、とても早く結果を出して頂き、思った以上の結果で、とても助かりました。

障害年金の手続きは書類を準備するのが大変で、自分でしなければならなければ、多分請求するのをあきらめていただろうと思います。

ありがとうございました。

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