40代女性 乳がんの術後で障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所

| 大阪府茨木市A様

相談者の状況

入浴時に、乳房付近にえくぼのような窪みができているのを発見します。病院で検査を受けたところ乳癌になっていることが分かりました。

術前抗がん剤治療を4クール行い、白血球の数値が下降している時は薬剤を投与されていました。抗がん剤治療と白血球に対処する薬剤によって、ほとんど寝たきりの状態になります。

抗がん剤治療をさらに4クール行った後に右乳房全摘手術を行いました。

術後の病理検査の結果でリンパ節に転移していることが分かり、リンパ節の郭清手術を行い、放射線照射での治療を2ヶ月行った後に女性ホルモンを抑制する治療を開始しました。治療の経過中に多発性の子宮筋腫になっていることが分かったためにホルモン剤治療を中止し、子宮と卵巣の切除を行いました。

この手術を行った後から、倦怠感や、疲労感、頭痛やめまいがおこるようになり、体中が熱くなって、脈が大きく乱れるようになりました。事務作業のような軽作業であっても就労できる状態ではなくなり、会社を退職することになっています。

受任から申請(請求)までに行ったこと

乳がんを疑って検査を受けた病院で受診状況等証明書を取得しました。

障害年金の申請(請求)時に通院していた産婦人科の医師は、障害年金の制度をご存知ではなく、障害年金用の診断書を記入したことがないという話だったため、診断書に記載してほしい項目や自覚症状などを医師に伝え、診断書を作成するサポートをしました。

結果

年金種類と等級;障害基礎年金2級

年金額:年額1,000,000円

その他

>>> 障害認定基準 悪性新生物による障害

>>> 乳癌で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説

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