50代男性 舌癌 そしゃくと言語で併合され障害基礎年金2級を受給 | かなみ社会保険労務士事務所
| 兵庫県宝塚市A様
相談者の状況
口内炎のような腫れができていました。すぐに治るだろうと思って放置していましたが、口内炎は次第に大きくなっていきます。
仕事が忙しくてなかなか病院に行くことができずにいましたが、半年後、口から出血があり、出血は止まらなかったため、病院に行くことにしました。医師から舌癌の可能性があると言われ、各種検査を受けたところ、中分化型扁平上皮癌と診断されました。放射線治療が行われましたが、潰瘍がひどくなり、舌の4/5が切除される手術が行われました。
手術後は食事摂取に問題があり、口内の感覚がなくなり、固形物を摂取することが難しくなりました。また、舌の切除により発声も難しくなり、コミュニケーションにも支障をきたすようになっていました。
受任から申請(請求)までに行ったこと
手術を行ったのは約15年前でした。固形物を摂取できなくなり、流動食を摂取している状態で生活をされていました。発声も難しく、配偶者でさえ会話が通じにくいため、筆談を交えながら会話を行っていました。
初診日に国民年金の被保険者であったため2級以上に該当する必要がありました。そしゃくの機能は3級程度であり、言語機能単独でも3級以上あると判断し、両者の障害を併合して2級以上になると判断した。
医師が診断書の作成に不慣れであったため、診断書の記載方法を詳細に説明する必要がありました。受診状況等証明書や診断書の記載に不慣れな医師であったため、本人申請(請求)をしていた場合には、障害年金を受給できなかった可能性もあると思えた案件でした。
結果
年金種類と等級;障害基礎年金2級
年金額:年額780,000円 遡及金額3,900,000円(5年)
その他
>>> 舌癌で障害年金を申請(請求)する方法やポイントを解説
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